ブラウザSafariには昔からリーダー表示という機能がありますよね。
この機能を使えばサイトのフォントや外観を変更できます。
一部情報を修正しました。
Safariリーダーとは
サイトのページ内にあるナビゲーションメニューや広告などを非表示にして、メインコンテンツだけを読みやすい形式で表示してくれます。
余計な項目を非表示にしてくれるので、テキストメインの記事や小説を読むことに集中できます。
特長
- 文字サイズや背景色を変更できる
- 閲覧したい本文以外のメニューを非表示にできる
- 広告を消せる
モバイルのURL欄ぁあをタップしてリーダーを表示を選択、または長押しでリーダー表示に切り替えできます。
PCではURL欄のメモアイコンや…をクリックするとリーダー表示に切り替えられます。
このように設定を変えて自分の読みやすい背景色やフォントに変更できます。
スマートフォンだと狭い画面にメニューやリンクがあって閲覧の邪魔になることもありますけど、それをすべて非表示にして本文を読むことにも集中できるので便利です。
公式アプリを出していない小説サイト「小説を読もう」でも自分で読みやすい設定に変更できるので、かなり便利な機能だと思います。
ただ、微妙に行間が空くのが気になる点でもありますね。
リーダー表示にすると微妙な行間が空く
段落でまとまっている文章がpタグだけでまとまっている場合は、pタグとpタグ同士に微妙な行間ができます。
pタグではなくbr改行にすれば変な空白が空かないみたいなので、掌編小説「チョコレート没収」の改行の方法を変えて試してみました。
pタグとbr改行で表示の違い
修正前 → 修正後。
おー、微妙な行間消えた。
全部手直しするのは厳しいので現状維持になりそうだけど、文字サイズや背景色を変えられるのは便利です。
またリーダーが使えるページも自動で認識されるのか、リーダーが使えないページもありました。一定の文字量を超えている必要があるようです。
HTMLのarticleタグで囲まれたコンテンツは文字量が少なくてもリーダー表示にできました。
リーダー表示で広告を非表示にできる
最近の小説家になろう・よもうは広告の内容が随分えげつなくなってきましたね。(2024年3月)
全年齢サイトであるはずのなろうでもエロ広告が表示されたり、ムーンの方では動くアニメーション広告が画面の上下、PCなら目次ページで右固定の3箇所に表示されるから閲覧に集中できない。
静止画ならまだしも動く広告は結構うっとうしい……。
それをリーダー表示で非表示にできます。
目次ページはリーダー表示にできるものとできないものがありました。
あらすじの文字数が少ないとリーダーが使えないのかもしれません。
気になるのはやっぱり行間でしょうか。
セリフはそれぞれに改行されているような感じで、作者が意図して空けている空白行は消され、行間は微妙に空いてしまいます。
この辺りは割り切って読むのがいいかもしれませんね。
一定の文字量が読み込まれるのでページ送り不要
長編の連載小説などを開くと一定の文字量が一度に読み込まれるため、ページ送りをしなくても縦スクロールで次々読めます。
この画像の小説の場合は86ページある内の34ページまでがスクロールして読める範囲になります。
小説サイトでの不便な点
ページ下部まで読み終えて次のページリンクを表示させるためにリーダーを解除すると、表示されるのは最初に開いたページです。(画像の場合だと1ページ目)
「小説を読もう」サイトでしおりをはさもうと思っても34ページが開くわけではないので、しおりをはさむために34ページまで移動する必要があります。
何ページまで読んだか覚えておかないとしおりをはさめないんですよね。
リーダーで読むメリット・デメリット
ブログや小説を読む時にリーダーを使って感じたのは以下の点でした。
メリット
- 文字サイズや背景色を変更できる
- 閲覧したい本文以外のメニュー、広告を非表示にできる
- 複数ページを一度にスクロールして読める
デメリット
- 改行や行間が元の本文と違う表示になる
- 空白行は消される
- 小説サイトではしおりをはさむのが少し不便
読み物はやはり集中して読みたいと思うので自分に合った閲覧環境にすることをお勧めします。